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さて、相変わらずの今更ネタではございますが・・・

2021年3月3日O.A.「関ジャム完全燃SHOW」の「J-POP20年史プロが選ぶ最強の名曲ベスト30」です。

あ、今回は1曲ずつ解説を掘り下げておりません。
番組全体に関する感想をまとめただけになります。
(ランク外入れて50曲とか、死んじゃう・・・。)

関ジャム完全燃SHOW「J-POP20年史プロが選ぶベスト30」

ランキング30曲は画像の通りです。

最初に正直な感想を言えば、
「『プロが選んだ』ということを強調してランキングにしたせいで、却って『忖度感』が出てしまった」
という印象。

細かく説明します。


「プロが選ぶ」の「プロ」とは

まず、選ばれたプロの方たちが多過ぎて、個々のプロフィールはおろか名前もろくに分からず、
「どういう職業の人が、どういう割合で、どういう基準で曲を選んだのか」という、
「ランキング全体のカラー」みたいなのが分からなかった。

まぁ、確かに、幅広く集めたほうが公平って感じはするけど、
「そもそも誰?」 感が否めない人もいたし(ほんとすみません。)、
「作曲家が全体の何%、アレンジャー何%、ミュージシャンが何%」とか、
選んだプロのほうの情報がもう少しあっても良かったのでは・・・と思う。

48人全員、ちゃんとアー写付きでコメントが流れたのかなぁ。
番組でよく見る人が多い印象だったし、
ぶっちゃけ、ジャニーズ関係者票はどれくらいだったのかが気になる。


リソース

J-POP20年の中で、記憶に残る楽曲をリリースするっていうのは大変なことだし、
その中の30曲に入るというのは(50曲でも)本当にすごいことだと思う。

で、ふと思ったのが・・・

ランキングの分母。
何曲のうちの「選ばれし30曲」なのか。

まぁ、単純にリリース曲を20年分計算すればいいことなのかもしれないけど。

「選者」も番組から「選ばれた」感が強いので、「全てのリリース曲から選んだ」とは名言できないってことなのかなぁ・・・と。

さすがに「番組が作った『忖度楽曲リスト』から選んだ」とかじゃないよね。

あと、「J-POP」というのも、はっきりしたジャンルではないので、ぼんやり感が増加。

そういうリソースに関する情報も少なかったので、もやっとした感じが残った。


「忖度感」

この番組は好きだけど、よく登場するアーティストが居るのは事実。
解説する側も一緒に仕事をしたアーティストを「ここがすごい」って素直に(?)言っちゃうんだから、
今回の選者の「プロ」を増やして、今更「公正さ」を出す必要はなかったのでは?と思う。

それとも、別の目的があったのか。

もちろん、音楽業界は狭いので、有名なプロの方であれば「どっちを向いても一緒に仕事した人がいる」ってのは重々承知。
実際には「一緒に仕事した人なんて多過ぎて忖度する余裕なんてないわ!」って感じなのかもしれません。

でも、あれだけ多くのプロが選んだら、もう少し散らばって、同点同位が多そうなのにと思うし、
選者である「プロ」たちの名前を見ると、どうしても「内輪感」がぬぐえない。


例えば・・・

元ちとせはデビュー前から好きだし、25位に入ったことは納得だし自分もうれしいんだけど、
その曲の解説を同じ事務所のさかいゆうがやっちゃうと、本当に素晴らしいと思っていたとしても説得力が薄らいでしまう。
あまり接点のないミュージシャンのコメントを出したほうがいいのになぁ。
視聴者だって、すぐ分かる。

(オーガスタとジャニーズって、ゴリゴリ感がちょっと似てる。まぁ、バーターしないとやっていけないよね、昨今。)

あと、「なんでこの曲?」みたいなのがランクインしてて、かつ選者の「プロ」48人の中にその曲の関係者が数名いたりすると、
「ああ、そういうことね。」って思ってしまう。
相関図作ったら、ぐるぐる矢印回って、全員にバトンが回るようになってるんじゃないの?ってなるよね。

仮にそういう要素がちょっとあったとしても、せめて視聴者にそれを感じさせない方法はあったんじゃないのかなぁ・・・。


「プロが選んだランキング」と銘打ってやるなら、音楽関係者手あたり次第に依頼して、1000人規模でやってほしい。
あ、さすがにそれはギャラが払えないし、制作側もおいしくないか。

あるいは、「蔦谷好位置が個人的にオススメな曲を選びました!」とか、
「オールジャニーズでランキング3時間やります!」みたいなほうが、ポイントが分かりやすくて、いっそ清々しい。(笑)


ゲスト

そんな中、これぞ「ザ・忖度」と思ったのがゲスト。

いや、まぁ、この番組にジャニーズ事務所が絡んでるのは、よく分かってるんだけど。

ただ、この回に(よりによって)高橋海人は、どうなんだろう・・・。
出た瞬間、思ったのは「え、なんで?大丈夫?」だった。
音楽に詳しいイメージがなかったし、コメントが上手いとも思えない。

どういう風にイジるのかなぁと思っていたら、ランキングの予想を聞かれた場面で、

「僕が『関ジャム』さんで勉強させていただいた身からすると、やっぱ、あいみょんさんとか、キリンジさんとかは(ランキングに入って来ると思う)」

え?キリンジ?
あいみょんに比べて、違和感半端ないんだけど。

そして、その後すぐ、どっちもしっかりランクインしてるっていうね。(笑)
番組側が用意した台本だとしたら、ほんと下手だよなぁ・・・。

つか・・・
そんな思いっきりカメラ見ながら言われたら「カンペでもあるのか?」って感じだし、
予想通りランクインしてたらちゃんと驚かないと、知ってたことバレちゃうでしょ。(笑)

ちなみに、高橋海人が嫌いという訳ではないです、念のため。違う番組のほうが魅力を引き出せるのでは?ってこと。

どうせ出すなら、音楽好きなイメージのあるタレントさんにするか、
「あ、この子、本当に音楽好きなんだな。」と、自然に好印象を与える台詞のほうが良かったんじゃないかなぁ・・・。

で、最後のほうでキンプリの曲が(まるでランク上位かのように)紹介された時、本当に驚いてる感じで思わず笑った。
いや、これのために呼ばれたんでしょうに。
自分の仕事は終わったと思って気ぃ抜いてたのか、スタッフさんから指導されたのかなぁ・・・。 (笑)


失言では?

あと、ちょっと気になったのは、アーティストに対して失礼では?と感じる発言があったこと。

川田裕美の配偶者が音楽関係の人ってのが影響してるのかどうかは分からないけど、
この番組にはよく出てるし、今回ゲストなのも不自然ではなかった。
ただ、自分が音楽関係者ポジションにいるようなニュアンスや、微妙に失礼な言動があったように思う。

特にびっくりしたのが、初っ端一発目、50位の手嶌葵の「テルーの唄」の時、
「プロはこれを選ぶんだ・・・。」と、意外そうに、ランクインに納得いってないとも思える発言をした。
これをわざわざ使った編集スタッフも意地悪だと思うけど、アーティストに対して結構失礼な発言じゃないのかなぁ。
少なくとも「え、どういう意味?」って質問したくなるよね。


「発明」好き

あと、もうひとつ気になったこと。

プロの方たちもコメント考えるの大変ってのは分かるんだけど・・・
「発明」って言葉を使い過ぎ。(笑)

以前の記事で「いしわたりさんが『発明』と言ったけどピンとこなかった」と書いたけど、

▶過去記事「関ジャム「2020年マイベスト10」〔いしわたり淳治 篇〕

今回もFoorinの「パプリカ」で、とある「プロ」の方が歌詞の視点について「発明と言っても過言ではない」って表現したけど・・・

ん~、過言のような。

米津玄師は才能あるし、毎回新しいことをやっていて確かに驚きはあるけれど、
「パプリカにも花が咲くという新しい発見を日本中にもたらした」ことが「発明」?

「発明」という言葉で、着眼点やアイディアを褒めてるのはすごく分かる。内容には同意する。
でも、何か新しい物や方法を生み出した訳ではないし、「発明」っていうとニュアンスが違うような気がする。
新しい発見を与えることなら、作詞家や作家は誰でもやってることだと思う。

具体的に何が「発明」なのか、ぼんやりしてるのも違和感を感じる点なのかも。


対して、桑田佳祐の「TSUNAMI」で紹介されていた、
「日本語の発音を大切にした言葉の乗せ方は桑田さんの発明!」という、別の人の解説コメントは分かる。
あの発音の仕方は他に類を見ないし、彼しか出来ない個性であって、前例のない新しいものだった、と思う。
「発明」と言われて、感覚的にも、すっと納得出来た。


ほんと、揚げ足取りで、すみません。(笑)
でも、前者は、プロの方の表現にしては、伝わって来なかったなぁと。

それにしても・・・
「発明」多すぎるよ!(笑)
まぁ、解説コメントが難しいのは分かるけど。
見落としたコメントも有りそうだな。
これからも「発明」コメントに注目しちゃいそうです。


良かったところ

正直、いろいろ微妙で不透明な点はあったけど・・・

それでも音楽をがっつり聴かせてくれたという印象はある。
ランク外の31位以下は短めだったけど、上位30曲はサビ以外も長めに聴かせてくれたのがうれしかった。
選者の解説コメントの部分は、分かりやすく何回もリピートしたり、ナレーションやゲストの音声を無くして、楽曲が聴けるようにしてくれたのも良かった。

以前「ガヤがうるさい」と記事に書いたけど、

▶過去記事「関ジャム「2020年マイベスト10」〔蔦谷好位置 篇〕

今回は音楽と会話のシーンが分けられていたので、あまり気にならなかった。
かと言って、会話のシーンが長くてイライラするってほどでもなかったから、バランスは良かったんじゃないかな、と。

まぁ、もう少し「全面的にジャニーズをプッシュしてます」感がさりげないといいんだけど。(笑)


あと、特筆すべきは、選者&コメンテーター「いきものがかり」水野良樹氏の有能さ。

とても分かりやすく、的を射た解説コメントが多くて良かったし、きちんとまとめたり、笑わせたり、バラエティーにも向いている。
最初、関ジャムに出てきた時は「なんでこの人?」って思ったけど(すみません。)、最近はなんか分かるような気がしてきた。
今回もいきものがかりのプッシュも無かったし、アーティストとしての率直な感想も好感が持てた。
「(ランキングの)こういう曲たちと戦わなきゃいけないんだと思うと、もうなんか引退したい」とか、「嫉妬した」とか、素直に発言しているのは良いなぁと感じた。

他のアーティストの人もそうだよね。
今まで取り上げてもらったからなのか、ランクインした他の曲に関係のあるからなのか、
他の人の曲を解説したり、褒めたりしなきゃいけないってのも、複雑な思いだろうなぁと思うし。
失礼っちゃ失礼な話な訳で。

まぁ、最近は、レコード会社とか事務所とか、そういうの関係なくユニット組んだり、楽曲提供とかしてるから、「ライバル」とかいう発想は古いのかも。


最後に

いろいろ好き勝手言いましたが、一番の評価ポイントを。

コロナ禍で厳しいと言われているエンターテイメント業界の中で、選者のプロたちにとっても視聴者にとっても「良い機会」を与えてくれたように思う。
具体的にどういう契約だったのかは知らないが、仕事の依頼は有難いだろうし、
コロナ禍だからこそ協力が得られたというのもあるだろうから、このタイミングでじっくりやったのは、発想の転換というか、良いアイディアだったなぁと。

また、視聴者にとっても、音楽の魅力を再認識したり、自粛期間に家族皆でのんびり見られる良い番組だったように思う。


演者さんもスタッフさんも、長丁場で大変だったろうなぁ。
お疲れ様でした。

あ、最後になりましたが、敬称略させていただきました。失礼しました。


コロナで音楽との関わり合い方が変わってしまったけど、「音楽の魅力をしっかり伝える番組」は貴重なので、これからもいろいろな企画をやってほしいなぁと思う。

ま、出来れば、「ジャニーズ忖度」少なめで。(笑)


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