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先日、特番でやった「J-POP20年史ベスト30」のレビューを書いたばかりだったんですが・・・(遅過ぎ。そして今回も遅い。)

▶過去記事「関ジャム『J-POP20年史プロが選ぶ最強の名曲ベスト30』レビュー

やっぱりやりましたね。
選者個々のランキング発表。

視聴者の「あの曲が入ってなかった!」という不満をなだめるためなのか、
関係者に「いやいや、他の人は入れなかったけど、私ちゃんと入れましたから!」をアピールしたいからなのか、
今更個々のランキングを発表する意味を、あれこれ考えちゃうんですけど・・・

どうせなら48人全員のランキングが見たいんですけどっ。
今回は、番組ではおなじみヒャダインと日食なつこ両氏でしたが、小出しでもいいから、他の人のも是非!
ま、やってくれないよね・・・。


感想

で、今回、感じたのが、
「特番の『ベスト30』より面白かった」。

「ベスト30」の放送内容、期待ほどではなかった・・・というのが正直ありまして、前の記事でもいろいろ書かせてもらった訳ですが。

その理由を、
(前記事の通り)ランキングに納得いかない曲が入ってるからなのかとか、「ジャニーズ忖度」のせいなのかとか、改めて考えてみたんですけど・・・

やっぱり、今回は「ヒャダインと日食なつこ両氏が」「この曲のここがすごい!」と具体的に挙げているという点が違ったのかなぁと。

つまり、「今までどういう音楽活動をしていて、どういう人かがある程度分かっている個人」から解説されてるので、説得力があったのではないか、と。

前記事でも言いましたが、
「蔦谷好位置が個人的にオススメな曲30」のほうが「どういう嗜好や傾向がある人が選んだランキングなのか」という部分が明確なので、ランキング全体のカラーを感じやすい。

選者プロフィールに「〇〇の『××』を作曲」みたいに代表曲を挙げられても、それだけじゃ全然分からないし、
そういう「よくわからない人の集合体」に「これ、オススメ!」って言われても、「もやっと感」しかない。

その点、ヒャダイン氏なんてジャニーズ大好きなの公言してて周知の事実だし、ランキングに何曲入っていても「忖度だ!」と目くじら立てる気も起きない。(笑)
でも、それはもちろん、全体的にちゃんと解説していて、納得のいく内容だから許されることなんだけど。

結論を言うと、
いつもの通り「3人くらいの選者がそれぞれランキングを作った」ほうが面白いし、納得感があるように思いました。
あるいは、ランキングにこだわらず、「作詞」「作曲」「編曲」「演奏」「アイディア」「話題性」など部門に分けてトップ10ぐらいを出して、選者が詳しく解説するとかだったら、見てるほうも納得するし、細かく知れて学びにもなる。

「J-POP20年史のベスト30」って聞いて、スケール大きいし、ワクワクもしたけど、どうせやるならもう少し透明度を上げて「何を伝えたいか」がはっきりしていたら良かったなぁと感じました。


日食なつこのベスト30

ランキング全曲は既にどこかで発表してると思うので、そちらでご確認くださいね。(笑)

個人的に、
6位 中島みゆき「地上の星」
14位 手嶌葵「テルーの唄」
19位 元ちとせ「ワダツミの木」
25位 秋川雅史「千の風になって」
30位 ピコ太郎「PPAP」
あたりが「よくぞ選んでくれた!」って感じでした。

特に、手嶌葵「テルーの唄」を取り上げてくれたのが、うれしかったな。
前記事で「川田裕美の『プロはこれ(「テルーの唄」)を選ぶんだ・・・。』発言は失礼じゃない?」という内容を書きましたが、
今回、日食なつこの解説の後、川田裕美が「へぇ~。」という表情がちらっと映ったのを見て、
「もしかしたら、後の回で取り上げるので、納得感を出す効果として、スタッフが敢えてあの失言コメントを使ったのかなぁ・・・。」なんて深読みをしてみました。(笑)
あるいは、他にもO.A.見て「心象悪い」という意見があったので番組がフォローとか。
まぁ、川田裕美の顔は納得した感じの表情ではなかったけどね。フォローになったのかどうか・・・。

ちなみに、自分の「テルーの唄」の解釈は日食なつこ氏と微妙に違っていて・・・
ジブリ作品はキャラクター性や表現重視だと思うので、
「語り部」として物語を誰かに伝えるように、囁くような、実際に話しているような歌い方をしているんじゃないのかなぁと。
(ちなみに、歌声って大声よりピアニッシモのほうが大変だったりします。話してるような自然さで歌うのって難しい気がする。)
日食なつこが「語尾の余白に情景を感じる」と解説していた点も、ちょっと引いた感じなのは、情景を俯瞰で見ているからでは?と考えています。
もちろん正解は人それぞれだし、音楽からこういうことを想像することが大事だし、感じ方が違うことも、楽しさ、醍醐味のひとつだと思っています。

日食なつこ氏の30曲は、「納得の曲」の間に、ちらほら個人の嗜好や思い入れが素直に入ってる感じ。
作詞作曲するアーティストという立場から、生みの苦しみや、曲への思いを代弁しているシーンも。
「へぇ、こういうのが好きなんだぁ・・・。」という意外性もあって興味深いランキングでした。
クールな印象なのに、結構熱いものを持ってる方でした。


ヒャダインのベスト30

ご本人は「自分が選んだの(総合ベスト30に)ほとんど入ってない・・・」と言ってたけど、
「話題になった、他にないような曲」ばかりで「らしさ満載」でありつつ(笑)、「総合上位の曲もきちんと押さえている」という印象でした。

1位 松平健「マツケンサンバ」
6位 ゴールデンボンバー「女々しくて」
14位 平原綾香「Jupiter」
16位 氷川きよし「きよしのズンドコ節」
17位 島谷ひとみ「亜麻色の髪の乙女」
29位 平井堅「大きな古時計」

そりゃ、他の人と被らないでしょうよ。(笑)
あ、すみません。いや、どれも良い曲だと思うけど、こういうランキングで上がってくる曲ではないかな~と。
でも、ヒャダイン氏ならではの選曲だと思うし、話題性やアイディアだけじゃなく、コード進行の解説や、歌謡曲をよく知っているという知識の裏付けもちゃんとあったように思います。

それにしても・・・
ジャニーズ多過ぎ。(笑)
30曲中6曲?
いや、確かに、「ジャニーズトンチキ」をネタにしちゃった勇気ある「第一人者」だとは思うけども。

ただ、
5位 慎吾ママ「慎吾ママのおはロック」
10位 TOKIO「宙船」
15位 SMAP「世界に一つだけの花」
21位 トラジ・ハイジ「ファンタスティポ」
と、SMAPやTOKIOをがっつり入れてくるあたりが、「ジャニーズ忖度」よりは個人的嗜好なのかなぁと思えるポイント。
多分、ジャニーズはもっと若手の曲を入れてほしいだろうしね。特番「総合ベスト30」の時みたいに。

内容も面白かったし、いっそ清々しいから、ま、いっか・・・と。(笑)


sus4

おまけ。

日食なつこの4位 King Gnu「白日」の解説の時、
F→Fsus4のコード進行でヒャダイン氏が「次のコードが好きなんですよ。」って言ってて、
思わず「分かる~っ!」と叫びました。
私も昔から好きなんです、sus4(サスフォー)。

あと、自身のランキング23位 西野カナ「会いたくて 会いたくて」の解説の時も、
Gm7-5→C7sus4→C7のコード進行を取り上げていたので、
とりあえず
「ヒャダインはsus4好き」
というのは分かりました。
仲良くなれそうです。(笑)


ランキングで見えること

改めて放送を見返して、特番でやった「ベスト30」より今回のほうがやっぱり面白かったです。

「どういう経緯で選ばれたか分からないけど、どうやらすごいらしいプロ48人のランキング」よりも、性格や嗜好を知っている人から「忖度と言われようと、完全な個人的嗜好と言われようと、私はこの曲が好きだから聞けっ!」のほうが分かり易い。

これも完全に私の個人的嗜好なんですけど。(笑)

まぁ、実際、この業界で「100%忖度なし」って難しいのかもなぁ・・・。
自分が関係してる作品とか、リリースが近いとか、
もういっそ「そういうバイアスかかってるんだね♪」ってのをふまえて見ればいいような。
「いや、そっちこそ、そういう(うがった)見方がバイアスかかってる!」って反論されたら、否定はできないけど。(笑)確かめようがないしね。

音楽に限らないけど、他人と違うからこそ「気づき」がある訳で、
自分が好きな曲とランキングを照らし合わせて「答え合わせ」しても意味がない。

結局、ランキングで何が見えるかと言うと、
選曲した人の「好み」「大事にしてること」なんだよね。

だから「誰だか分からないプロ48人によるランキング」が面白く感じられなかったんだと、改めて納得しました。
気づかせてくれて、ありがとう。(反面教師だけど。)
ガッテンを100回くらい押したい!


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